「寂しい」「淋しい」「さびしい」「さみしい」どう違うの?!

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こんにちは~ 菊乃です。
みなさんも1度は疑問に思ったことがあるはずの「さびしい」って言葉。
昔から気にはなっていたけど、ずっとうやむやにして過ごしてきたけど、この間ついに娘に追求されてしまった・・・
「ウかんむりのと、さんずいのと、どっち?!」
「さびしい?!さみしい?!イミフ~~!!!」
ちょっとわからないことがあると投げ出しがちな娘(小)なので、ちゃんと教えないと(^_^;)
「寂しい」と「淋しい」の違いは何なのか。
そして「さびしい」と読むのか「さみしい」と読むのか。
これをどう使い分けるのか(゚ー゚*?)
今日はこの言葉の違いをじっくり調べてみました!
日本語ホント、難しいわ~
「寂しい」と「淋しい」の違いは?
実はこのふたつ、意味は同じ なんです!!!(゚ロ゚)
え?って思いますよね。
「何で同じ意味なのに漢字が2つあるのさ~!」って怒りたくなりますよね。
じゃ、何が違うのか。もう少し掘り下げてみましょう。
漢字の意味から考える
「寂」には、音がしなくて静か、古びて味わいがあって渋い、物静かで心細いというような意味があります。
「侘び寂び(わびさび)」なんて使われ方をしているのでなんとなくわかりますよね。
その一方で・・・
「淋」には、もともと長雨、ふりそそぐ、という意味があって、水がしたたる様子を表しています。
「さびしい」とはちょっと違ったイメージですよね。
色々調べてみると、この水が流れ落ちるようすが涙を連想させることから、この字が「さびしい」に当てられたようです。
A.「あの町には誰もいなくて寂しい」
B.「クリスマスなのにひとりぼっちで淋しい」
Aのように、客観的に見た情景を表すには「寂しい」を使って、Bのように心の感情を表すときは「淋しい」と使い分けているケースが多いようです。
でも、どちらが合っている、間違っているというわけではないので、安心ですよね(^_^)
常用漢字にあるのは「寂しい」
もう1つ大きな違いは「寂」は常用漢字で、「淋」はそうではないところ。
なので教科書で使われたりするのは「寂」の方で、「淋」は出てきません。
・・・ということは、学校で習うのも「寂しい」だけ。
なので、漢字テストの勉強をしている子供に聞かれたときは胸を張って「寂」を教えてあげましょう(´∀`*)ノ
「淋しい」の方は小説とか歌では使われているので目にすることが多いですね。
「淋しい熱帯魚」♪ 懐かしい!そして話題が古い(笑)
「さびしい」と「さみしい」の違いは?
このふたつもよくわかりませんね~。
正確に言うと、古くからもともと使われていたのが「さびしい」。
それが変化して「さみしい」になった。という流れなので、一応の正解は「さびしい」ということになります。
アナウンサーさんが使うのも「さびしい」を使っているんだって!
でもこの「さびしい」も本来の形ではなくて
万葉集に「さぶし」として登場
↓
平安時代に「さびし」に変化
↓
江戸時代に「さみし」が登場
というふうに、原型は「さぶし」だったものが、現代では「さびしい」「さみしい」の2つが使われるようになったのです。
これもやっぱり、どちらが正解だとか間違っているとかはないんです。
ただ、使い分けはいくらかされているようです。
漢字の例のように
A.「あの町には誰もいなくて寂しい」(客観的に見た情景)
B.「クリスマスなのにひとりぼっちで淋しい」(心の感情)
Bは「さみしい」「さびしい」どちらも使われてます。
でもAは「さびしい」と読むのが適していて「さみしい」とは読まれていません。
言葉というのは時代の流れの中で常に変化しているので、みんなが使っていくうちに、この読み方が一般的になってきた、ってことなんでしょうね。
これから時代が流れていくうちに、どちらかが正解、って決められるときも来るかもしれないのかなあ?
もっと色んな種類の言葉も増えていくだろうし。
そう考えるとちょっと面白いですね(๑º ロ º๑)
まとめ
「寂しい」「淋しい」「さびしい」「さみしい」には、どちらが正解とか間違っているとか、明確な決まりがあるわけじゃなくて、あくまでも「一般的な使い分け方」として以下のようなことがわかりました!
「寂しい」:閑散として静かな状態を表すとき
「淋しい」:心の感情を表すとき
そして、心の様子は「さみしい」「さびしい」両方を使うけど、客観的に見た景色などには「さみしい」は使われていません。
なんとな~くだけど、わかりました(^_^;)
これからは子供に聞かれても、ちゃんと説明できます♪