夏に風鈴の理由は?涼しくなって節電効果も?音に秘密があった!
2017/05/18

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夏の風物詩、風鈴。
あの爽やかな音を想像しただけでも涼しくなる感じがしますよね。
日本人は昔から夏になると風鈴を吊るし、夏の暑さを和らげてきました。
現在でも夏になるとあちこちで風鈴が目に入ります。
でも、風鈴って「ちりんちりん」って音だけですよね。あんな音だけで涼しくなるのかな?って不思議に思ってる人も少なくないんじゃないでしょうか。
そこで、
・なぜ日本人は風鈴を吊るすようになったのか?
・本当に涼しくなるなら節電になる?
・音に何か秘密があるのか?
という疑問に答えていきたいと思います。
夏に風鈴を吊るす理由は?
○昔は邪気払いだった!
風鈴はもともと日本のものではなく、1000年以上も昔に中国から日本へ渡ってきたそうです。
中国では、唐の時代に、青銅製の風鐸を竹林の東西南北に吊り下げて物事の吉兆を占う
「占風鐸(せんふうたく)」という占いがあり、その音の鳴り方・風向きによって占っていたそうです。
その頃、強風は流行病や悪い神をもたらすとされていたので、風が吹いてきたとしても軒先に吊るすことで、
風鐸の音色が病を追い払ってくれる、と考えられていました。
その後、仏教文化とともに青銅製の風鐸が日本にもやってきて、
お寺では鳴っている間は災いが起こらないとして四隅に吊り下げるようになり
魔除け・邪気払いとして軒先に吊るされるようになったのです。
今も風鈴を家の鬼門に吊り下げると厄払いできるとされています。
ドアチャイムにも鈴に似た音色を使っているものが多いのも、
玄関から入ってくる悪い気を追い払うという理由なのかもしれませんね。
それがいつしか気温が上がって菌が繁殖しやすく、病も広まりやすい夏の時期の魔除け道具、
すなわち暑気払いのための道具として次第に定着するようになったのです。
○ガラスの風鈴になったのは?
18世紀に、古代のシルクロード経由の色のついていない無色透明ガラスの製法が
オランダ経由で日本に伝わり、それが江戸中期、長崎のビードロ師によって
江戸でビ-ドロが伝えられてガラスの風鈴が江戸に伝わりました。
しかし当時ガラスは大変高価なものだったため、庶民にはほとんど普及しませんでした。
それが19世紀には江戸でガラス細工が盛んになり、
江戸時代の終わり頃には吹きガラスで作られたビードロ製の風鈴が流行しました。
暑い夏に手軽に涼しさを感じることのできる道具として庶民の人気をあつめ、
夏になると江戸の町々にはあちこちで、風鈴売りがてんびん棒に
風鈴をたくさんぶら下げ売りあるく風景が見られるようになったといいます。
時代の流れとともに、静岡や大分では竹製、岩手県では南部鉄器製、
などと特産をいかした風鈴作りが各地で見られるようになりました。
また他にも、銅、陶器、木製さまざまな音色を楽しむ文化が出来上がっています。
夏に風鈴で涼しくなる効果はある?
風鈴の音を聞くと涼しくなった気がしますよね?
でもそれって、そう思っているだけで実際には温度なんて変わってないのでは?
と不思議に思いませんか?
でも、本当に体温が下がるなら、エアコンを使う時間を減らしたりして、
節電できるかもしれませんね!!
あるテレビ番組で風鈴の音で涼しくなるかと検証したところ、
参加したうちの約7割の人の体温が実際に下がったのです!!
ではその理由とは何でしょうか?
日本人の脳には知らず知らずのうちに
「風鈴の音」=「涼しい」と言う法則が出来上がっていて、
風鈴の音を聞いた脳はその思い込みによって末梢神経の活動に変化を与えます。
すると音を聞いて「涼しい」とイメージするだけで、
実際に体の表面温度が低くなるということが科学的にも証明されたのです!!
つまり、風鈴の音を聞くと、条件反射的で体温が下がるのです。
ただしこれは、「涼しい」と脳でイメージできなければ起こりません。
番組では、日本に来たばかりの、風鈴を知らない外国人でも実験したところ、
風鈴の音を聴かせても変化がなかったそうです。
また、日本人でも20代のまだ若い男性も変化がなかったのですが、
小さい頃から風鈴にあまりなじみがなかったことが原因だったようです。
小さい頃から「風鈴の音を聞くと涼しくなるね」と言われつづけた環境で育って、
やっと出来上がる反応と言うことになります。
思い込みやイメージだけで自分の体の温度を下げることができるなんて、
改めて考えてみると人間の体って本当にすごいですね!!
これで「風鈴で本当に涼しくなることができる」ということが科学的に証明されました!
ということで、これは節電に確実に繋がることが明らかになりましたね!
すぐ実行しましょう!
夏の風鈴の音に秘密が!
○音による癒し効果
風鈴の音を聞くと、「癒される」という人も多いのではないでしょうか?
小鳥のさえずりなど自然の発する音には高周波成分が多く含まれています。
この高周波成分の音が、脳を活性化し、
人をリラックスさせる効果を持つことが証明されていますが、
現代の日本の都会での生活からはほとんどなくなってしまっていると言われています。
高周波音は脳内のストレスを抑制したり、
思考・運動能力を活性化させるホルモンの分泌をさかんにする働きがあります。
つまり風鈴はこの高周波を出すことによって多くの現代人に必要な癒しをを生み出してくれるのです。
脳内にβエンドルフィンやセロトニンなどの脳内ホルモンを分泌させる高周波は、
自律神経をリラックスさせるという説もあるそうです。
○リズムによる癒し効果
そして音と同じように大切なのはそのリズムです。
風鈴は、音が鳴ることで、風のリズムを感じることができます。
自然の音が持つリズム、例えば、川のせせらぎの音は一定ではなく強弱がありますよね。
この自然界のリズムは規則正しさと不規則さがちょうどいい感じに調和している状態になっています。
このちょうどいい具合のゆらぎのことを「1/fゆらぎ」といいます。
そのほか、
・木漏れ日
・星の瞬き
・波
・炎
・蛍の光
などなど数え切れないほど自然界に存在しています。
実はこの「1/fゆらぎ」
人間の生体リズムも心拍の間隔や呼吸、また脳波などにもあらわれています。
それと同じリズムを持つ自然音を感知すると、
リラックスしている時の脳波であるα波を誘発し、私たちは心地よさや安らぎを感じることができるのです。
そして、そよ風に揺れる風鈴の音にもまさにこのゆらぎのリズムがあります。
ひと昔前に、扇風機がこのリズムで動くということで、
一時期有名になった言葉なので聞いたことがある人も多いかと思います。
我が家でもその不思議な魅力にとりつかれ、その扇風機を購入しました(*^_^*)
確かに、強弱をとりいれた不規則なリズムで動き、
その風を受けては「あぁ、癒される・・・」と満足していたような気がします(笑)
きちんと科学的な根拠があるからこそそのような製品ができたんですね!!
まとめ
風鈴の音で、実際に涼しくなるだけでなく、癒しの効果も科学的に証明されているんですね。
それで節約にもなっちゃうなんて、風鈴を取り入れない理由はないですよね!
今年の夏はぜひ窓辺に風鈴を置き、たっぷりとその音色に触れて涼しさを感じ、心も体も癒されましょう!